どーも。邪道@昼休みです。
今回はほねほね休み。
以前から気になっていた事を記しておこうと思います。
ここ最近巷はBB戦士の再販祭りで賑わっていますね。
まぁ巷とは言ってもSDスキーな方々に限られるわけですが。
BB戦士はまぁ置いておきましょう。
今回取り上げるのは元祖の方です。
BB戦士は再販されるのに、元祖はなんで再販されないの?という疑問を持っている方は大勢おられると思います。
もちろん自分もその一人。
結論から言うと答えが出る問題ではないと思っています。
しかしその原因は諸説あるので、その辺をまとめてみようじゃないかと。
何年も前から延々と繰り返された話なのは重々承知!
それでもなお書き留めておきたいと思う次第ですよ。
つーわけで続きへれっつごー
元祖が再販されない原因については、諸説あるようですが、大きくは以下の二つ。
・金型紛失、もしくは廃棄により再販ができない・流通経路の問題、元祖は玩具流通、BB戦士は模型流通この時点ですでに無知な私は何を取り上げるべきか分からなくなるわけですよ。
一つ一つ考えていきましょう。
まず「金型の問題」から。
金型の紛失、破損、廃棄などはゾイドのお話が結構有名ですが、金型は経年劣化、多用による劣化などがつき物です。
タミヤなどは金型の保存にはかなり気をつけているらしく、毎年のように金型のメンテをしているそうです。(「田宮模型の仕事」より)
そんなタミヤですら金型の破損による販売の延期などを余儀なくされる事があるわけで。
(最近再販されたスーパーミニ四駆メモリアルボックスの発売延期云々の原因は金型破損)
バンダイの金型保管についての詳しい話は分かりませんが、保管されているにせよ元祖は今から20年前の商品である事を考えると、破損などは避けられないように思います。
また紛失という件については若干懐疑的です。
バンダイは自社工場を構えており、自社での生産が基本だと思います。
また昔の物と言っても20年程度しか経っていない事を加味すると、破損はあるにせよ紛失というのはどうなんでしょう。
紛失という話であるとするならば、海外への金型流出が考えられます。(トランスフォーマーにバルキリーがいる話なんかは有名かと)
元祖全盛の時代は日本で生産された元祖が海外で販売されていました。
中国では三越、SOGOなどのデパートで販売されていたようです。
その後、時期は定かではありませんが、金型は大陸へ渡り、大陸の工場にて生産もされていたようです。
オークションなどで見られる海外版はその手の物だと思われます。
それらは素材の違いなど、日本で作られた物とは明らかな差異がある事からも、大陸にて生産・販売という可能性は高いと。
以上の事から、国内での紛失については懐疑的であるが、国外へ流出し、その後行方不明というのはありえるか?と思う次第です。
海外では金型の扱いとかずさんな感じがするという先入観がアリアリですが、、、
=閑話休題=
バンダイの工場はCADを80年代には導入しているので、金型の復元自体は可能かと。
まさかデータの廃棄とかしてないでしょうし。
======
また金型に話を戻します。
そもそも金型はどんな扱いを受けるのでしょう?
これも実例を見聞きした話ではないので、真実かどうかは専門家か読み手判断でお願いします。
金型には固定資産税がかかります。
償却資産の固定資産税って事になるんでしょうが、細かい事は割愛。
要するに保管するにしても銭金が発生するって寸法です。
昨今氾濫している完成品PVCフィギュアなんかの金型は初回生産後、金型を潰すのが主流なんだとか。おそらくその理由は税金がかかるからなんでしょう。
金型に税金がかかるのは今も昔も変わりません。
企業としては金型の処遇というのは頭を悩ませるところなのでしょう。
以上のように金型については、紛失、破損、廃棄のいずれの場合も可能性は充分にありえるわけです。
いや。個人的にそう考えるのです。
次に「流通経路の問題」です。
実はこれは意味がよく分かっていませんでした。(というか今でも実際に理解できてるかどうかは怪しい)
玩具と模型で扱いが違うというのは理解できるのですが、玩具にせよ、模型にせよ流通の順序とルールが違うだけで、基本的にそれほど差は無いのでは?と思っていたのです。
玩具・模型ともにホビー関係に属する商品です。
過去から現在に至るまで玩具も模型も「問屋または小売店の買取制(メーカーへの返品ができない)」だと思います。
メーカーに不良在庫が残る事は稀なはずで、メーカー側として「流通経路が違うから」という理由が、再販の可否云々を判断する材料に直結するとは考え難いのです。
「元祖は玩具扱いだから再販が難しい」というのはどういった論法なのでしょう?
Wikiの元祖のページにこんな記述が見られます。
SDガンダム関連の立体化商品では他にホビー事業部のBB戦士とベンダー事業部のガシャポン戦士がある。特に前者とは同系統のラインナップだったということもあって人気を二分していたと言ってよい。だが、それが競合してしまう結果になり、流通の不利(同じプラモデルでも元祖は玩具流通で大量生産しないと元が取れず、BB戦士はホビー事業部による模型流通ゆえ、大量生産しなくても元が取れた)でBB戦士に敗北する形で廃れてしまった。この注釈にあった「同じプラモデルでも元祖は玩具流通で大量生産しないと元が取れず、BB戦士はホビー事業部による模型流通ゆえ、大量生産しなくても元が取れた」というのが理解できない一つです。
前述の通り、どちらの流通にせよ買取制である以上、あまり関係が無いように思っていました。
そこで考え至ったのが「金型の問題」との相互関係性です。
バンダイ社内での扱いの違い、玩具扱いと模型扱い。
細かい話は分かりませんが、Wikiの注釈を読んでみると事業部が違ったという事なのでしょう。
仮に玩具扱いだと「トイ事業部(仮)」、模型扱いだと「ホビー事業部」だとします。
どちらの事業部も同じバンダイ社ではありますが、事業部毎にその性質から金型に対する保管・管理方針が違っていた。
そんな風に考える事はできないかと。
BB戦士が再販されるのは「ホビー事業部」だから。
ホビー事業部はプラモデルを扱っているので、再販の可能性(継続使用)を考えて、金型の保管・管理などを厳重に行っていた。
元祖が再販されないのは「トイ事業部(仮)」だから。
トイ事業部(仮)はプラモデルなどに比べ、再販の可能性の低い商品を主に扱っており、金型は基本的に採算が取れた時点で、あるいは一定の期間を経過したら金型を廃棄していた。この考え方を広義の意味合いで捉えるならば、「流通経路の違いによって再販できない」と結論付ける事もできます。
この結論は数多の推測の上に成り立っているので、決して推論の域を出るものではありません。
おそらく理論上の穴は掃いて捨てるほどあるでしょう。
しかし、現状の推測や予想を加味して至る結論としては、そう悪い物では無いのではないか。
そんな風に思う今日この頃です。
真実はバンダイさんにしか分かりません。。。。
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元祖が再販されない原因については、諸説あるようですが、大きくは以下の二つ。
・金型紛失、もしくは廃棄により再販ができない・流通経路の問題、元祖は玩具流通、BB戦士は模型流通この時点ですでに無知な私は何を取り上げるべきか分からなくなるわけですよ。
一つ一つ考えていきましょう。
まず「金型の問題」から。
金型の紛失、破損、廃棄などはゾイドのお話が結構有名ですが、金型は経年劣化、多用による劣化などがつき物です。
タミヤなどは金型の保存にはかなり気をつけているらしく、毎年のように金型のメンテをしているそうです。(「田宮模型の仕事」より)
そんなタミヤですら金型の破損による販売の延期などを余儀なくされる事があるわけで。
(最近再販されたスーパーミニ四駆メモリアルボックスの発売延期云々の原因は金型破損)
バンダイの金型保管についての詳しい話は分かりませんが、保管されているにせよ元祖は今から20年前の商品である事を考えると、破損などは避けられないように思います。
また紛失という件については若干懐疑的です。
バンダイは自社工場を構えており、自社での生産が基本だと思います。
また昔の物と言っても20年程度しか経っていない事を加味すると、破損はあるにせよ紛失というのはどうなんでしょう。
紛失という話であるとするならば、海外への金型流出が考えられます。(トランスフォーマーにバルキリーがいる話なんかは有名かと)
元祖全盛の時代は日本で生産された元祖が海外で販売されていました。
中国では三越、SOGOなどのデパートで販売されていたようです。
その後、時期は定かではありませんが、金型は大陸へ渡り、大陸の工場にて生産もされていたようです。
オークションなどで見られる海外版はその手の物だと思われます。
それらは素材の違いなど、日本で作られた物とは明らかな差異がある事からも、大陸にて生産・販売という可能性は高いと。
以上の事から、国内での紛失については懐疑的であるが、国外へ流出し、その後行方不明というのはありえるか?と思う次第です。
海外では金型の扱いとかずさんな感じがするという先入観がアリアリですが、、、
=閑話休題=
バンダイの工場はCADを80年代には導入しているので、金型の復元自体は可能かと。
まさかデータの廃棄とかしてないでしょうし。
======
また金型に話を戻します。
そもそも金型はどんな扱いを受けるのでしょう?
これも実例を見聞きした話ではないので、真実かどうかは専門家か読み手判断でお願いします。
金型には固定資産税がかかります。
償却資産の固定資産税って事になるんでしょうが、細かい事は割愛。
要するに保管するにしても銭金が発生するって寸法です。
昨今氾濫している完成品PVCフィギュアなんかの金型は初回生産後、金型を潰すのが主流なんだとか。おそらくその理由は税金がかかるからなんでしょう。
金型に税金がかかるのは今も昔も変わりません。
企業としては金型の処遇というのは頭を悩ませるところなのでしょう。
以上のように金型については、紛失、破損、廃棄のいずれの場合も可能性は充分にありえるわけです。
いや。個人的にそう考えるのです。
次に「流通経路の問題」です。
実はこれは意味がよく分かっていませんでした。(というか今でも実際に理解できてるかどうかは怪しい)
玩具と模型で扱いが違うというのは理解できるのですが、玩具にせよ、模型にせよ流通の順序とルールが違うだけで、基本的にそれほど差は無いのでは?と思っていたのです。
玩具・模型ともにホビー関係に属する商品です。
過去から現在に至るまで玩具も模型も「問屋または小売店の買取制(メーカーへの返品ができない)」だと思います。
メーカーに不良在庫が残る事は稀なはずで、メーカー側として「流通経路が違うから」という理由が、再販の可否云々を判断する材料に直結するとは考え難いのです。
「元祖は玩具扱いだから再販が難しい」というのはどういった論法なのでしょう?
Wikiの元祖のページにこんな記述が見られます。
SDガンダム関連の立体化商品では他にホビー事業部のBB戦士とベンダー事業部のガシャポン戦士がある。特に前者とは同系統のラインナップだったということもあって人気を二分していたと言ってよい。だが、それが競合してしまう結果になり、流通の不利(同じプラモデルでも元祖は玩具流通で大量生産しないと元が取れず、BB戦士はホビー事業部による模型流通ゆえ、大量生産しなくても元が取れた)でBB戦士に敗北する形で廃れてしまった。この注釈にあった「同じプラモデルでも元祖は玩具流通で大量生産しないと元が取れず、BB戦士はホビー事業部による模型流通ゆえ、大量生産しなくても元が取れた」というのが理解できない一つです。
前述の通り、どちらの流通にせよ買取制である以上、あまり関係が無いように思っていました。
そこで考え至ったのが「金型の問題」との相互関係性です。
バンダイ社内での扱いの違い、玩具扱いと模型扱い。
細かい話は分かりませんが、Wikiの注釈を読んでみると事業部が違ったという事なのでしょう。
仮に玩具扱いだと「トイ事業部(仮)」、模型扱いだと「ホビー事業部」だとします。
どちらの事業部も同じバンダイ社ではありますが、事業部毎にその性質から金型に対する保管・管理方針が違っていた。
そんな風に考える事はできないかと。
BB戦士が再販されるのは「ホビー事業部」だから。
ホビー事業部はプラモデルを扱っているので、再販の可能性(継続使用)を考えて、金型の保管・管理などを厳重に行っていた。
元祖が再販されないのは「トイ事業部(仮)」だから。
トイ事業部(仮)はプラモデルなどに比べ、再販の可能性の低い商品を主に扱っており、金型は基本的に採算が取れた時点で、あるいは一定の期間を経過したら金型を廃棄していた。この考え方を広義の意味合いで捉えるならば、「流通経路の違いによって再販できない」と結論付ける事もできます。
この結論は数多の推測の上に成り立っているので、決して推論の域を出るものではありません。
おそらく理論上の穴は掃いて捨てるほどあるでしょう。
しかし、現状の推測や予想を加味して至る結論としては、そう悪い物では無いのではないか。
そんな風に思う今日この頃です。
真実はバンダイさんにしか分かりません。。。。
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>元祖が再販されないのは「トイ事業部(仮)」だから。
↑ってかなり説得力が有る感じがしますね。
戦隊物とか基本再販しない(あり得ない)から金型破棄もあり得るのかなーって感じでしょうか。
でもDVDボックス特典の候補としてあげられるって事は
可能なのかな…って思いますよね